このルールは基本セット2014以降変更になります。
詳しくは次の記事をご覧ください(5/23追記)


MTGwikiの変化+点火のページより。

ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratをこれ一枚で処理するのは不可能である。ファルケンラスの貴種の起動型能力によって得られる「破壊されない」とは、単にそのパーマネントの特性を述べているからに過ぎないからである。


貴種サマ最強すぎ…

それはともかく、何故破壊できないかわかりにくいですよね。
パーマネントの特性を述べているからに過ぎないって、日本語喋ってくれって感じです。

貴種の何がこんなこと起こしているのでしょう。
同じく変化+点火のページにはこうあります。

一方、軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legionのような能力として「破壊されない」を持つクリーチャーはそれを失うので融合で唱えることで処理することが可能である。


タージクや捕食者のウーズのような、破壊されないをもつクリーチャーは破壊できます。

???????

これは適当に憶えてはいけない問題な臭いがしますね…
貴種とタージクの違いを見てみましょう。


Falkenrath Aristocrat / ファルケンラスの貴種 (2)(黒)(赤)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行、速攻
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:このターン、ファルケンラスの貴種は破壊されない。その生け贄に捧げられたクリーチャーが人間(Human)だった場合、ファルケンラスの貴種の上に+1/+1カウンターを1個置く。
4/1


Tajic, Blade of the Legion / 軍勢の刃、タージク (2)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
軍勢の刃、タージクは破壊されない。
大隊 ― 軍勢の刃、タージクと少なくとも2体の他のクリーチャーが攻撃するたび、軍勢の刃、タージクはターン終了時まで+5/+5の修整を受ける。
2/2

タージクは最初から破壊されないという効果を持っていますが、貴種は破壊されないを後から身に纏います。ここが二人の大きな差でしょう。
特に貴種の方に注目してください。
「このターン、『ファルケンラスの貴種は破壊されない。』を得る。」ではなく、「このターン、ファルケンラスの貴種は破壊されない。」ですよね?
わずかな言い回しの差に思えますが、ここが変化で消えるかどうかの分かれ目です。

総合ルール112.11に、それについて重要な言及があります。

112.11. オブジェクトの特性を定めたり、あるいは単にそのオブジェクトの性質を決めたりする効果は、効果によって得られる能力とは区別される。オブジェクトが能力を「得る」もしくは「持つ」時、その能力は他の効果によって取り除かれることがありうる。一方、効果によってオブジェクトの特性が定義された場合("[パーマネント]は[特性値]である")、それは能力を与えることにはならない(rule 604.3 参照)。同様に、効果によってオブジェクトにある性質が与えられた場合("[パーマネント]は破壊されない"、"[パーマネント]はブロックされない")、それは能力を与えもしないし特性を定義することもない(rule 700.4、rule 700.5 参照)。


そう、貴種は「〜を得る。」ではありません。なので、貴種の持つ効果として扱われないんです。

少し自信がないですが、再生も多分変化では消えません。間違ってたら教えてください…


あと遊戯王からMTGに入ってきた身としては、変化をエフェクト・ヴェーラーみたいなものと思ってたので、スタック上の効果も消せるものだと思ってました。消えませんね。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索